八ヶ岳山麓の阿弥陀岳の麓「美濃戸minoto」での日常生活
by oikuri
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31


つながり 14

2018/12/07(金)    (旧暦)霜月01日

d0116207_18061120.jpg
南八ヶ岳連峰

 このところ雨が降ると山は雪で白くなりますが、里には雪が降りません。でも来週にはもしかしたらドカ雪が降るかもね、用心用心。自然を甘く見てはいけません。CO2 の増減が地球の寒冷の鍵のようにゆう公然の「ウソ」が本当のように取りざたされる昨今の異常さもさることながら、人間の命に必要不可欠な「水」の供給を民営化するほうりつを知らぬ間につうかさせるおろかなガリガリ亡者たちにも、常軌を逸した異常さをかんじるきょうこのごろみなさまいかがおすごしでしょうか?

 「つながり」も今回で14回目を迎えることになりました。われながらこんなにいくつも書くことがあるものだとあきれております。別に計画があってのことではないので気楽におもいつくままが信条の oikuri ですので、あきれながらおつきあいねがいます。
 さて「つながり」で身近なものとゆえば親子をのぞけば兄弟姉妹でしょう。社会全体でみれば男女半々に近いのでしょうが、家族単位になるとそうはなかなかなりません。当方などは九人兄弟ですが、全部男だけ、殺風景な家庭に育ちましたですよ。女は母親だけですからね、とうとう当方などは強引に「女」にされて kuri 子ちゃんと呼ばれて幼少の砌はそだてられる始末でありましたですよ。「女の子」から解放されたのは小学校にあがってからです。同級生に kuri 子ちゃんが居たおかげで、やっと解放された時はうれしかったですね。
 九人も兄弟がいると上と下の差は一回り十二年位違いますからね、長男は下の子からみれば「親父さん」みたいな感じでしたですよ。実際、ほんとの親父は気が優しくてほとんど叱られた記憶がないくらいでしたから、一番怖いのは「長男」でしたね。特に長男が大学受験で猛勉強していたころは、家の周りで遊んでいるだけで「うるさいっ」て怒られるし、なんか家中ピリピリしていた記憶が残っております。







d0116207_18061773.jpg
横岳・赤岳・阿弥陀岳

 昔は「長男」は特別扱いされる存在でしたから、次男以下と扱いが全然ちがっておりましたですね。戦争に敗れてあたらしい時代になっても杉並の農家の親の考え方は、そう簡単に変わるものではありません。いまでも次男三男が受けた長男との差別は、深い遺恨となって心の底に淀んでいて、何かの折に吹き出しては「兄弟喧嘩」になる一因となっておりましたですよ。当方の世代になると年齢差がありすぎて喧嘩になりません。
 たとえば、長男が学校に通うと定規やコンパスにソロバンなどの文房具は、それは高価なものを親は与えておりましたね。コンパスなんか真鍮製の設計図などに使う精密なもので頑丈でしたから、当方も「おさがり」で使ったものです。ソロバンになるとさすがに上の兄弟たちが、電車遊びなんかに使うものだから、当方が使う時にはボロボロで右の枠が欠けておりましたですよ。使っているうちに分解してしまい、みかねて友達のお母さんがソロバンを貸してくれたこともあります。




d0116207_18063543.jpg
霧ヶ峰と(手前)旧街道の松並木


 当方が76歳ですから、兄弟はみな高齢化、すでに一番上から三人は鬼籍に入っておりますですよ。一番下の末弟はすてに亡くなっておりますから、現在残っているのは男五人です。ありがたいことにみなそれぞれに大病し一病息災、げんざい元気に過ごしてくれてますので助かります。
 おかげで現在一番下の当方は、あにたちから乗用車をもらったり、毎年あきには「紅葉狩り」に連れて行ってもらったりと良い思いをしております。
 当方がここ八ヶ岳の麓に田んぼ三枚を借りて百姓のまねごとをはじめたら、兄たちは口を揃えて「おまえは農業の大変さを知らないからなあ」っと言ってあきれておりましたですよ。兄たちは田植えに畑の耕運にと駆り出されこき使われておりましたからね、当方はまだ小学生時代のことですからほとんど農作業の苦しさを知りません。だからやれたのかも知れませんですね。なにが幸いするか、この世の中全くわかりません。







# by oikuri | 2018-12-07 18:10 | 八つだより | Trackback | Comments(0)

旧甲州街道を歩く

2018/12/02(日)    (旧暦)神無月25日

 今年もあとひと月をのこすだけとなりましたですね。そこで今年最後の足慣らしとして蔦木宿から下教来石(shimokyouraiishi)宿まで青木さんご夫妻と散策することにしました。この間も軽トラックで八王子までの往復に通った甲州街道ですが、並行してはしる旧甲州街道は白紙状態ですので、どんな処か興味がありました。
 まず道の駅「信州蔦木宿」まで車で行って、そこから歩きです。
 釜無川に沿って旧甲州街道がまがりくねって甲州の関所にむかって下っております。ちょうど下の写真のような道が続きます。

d0116207_15061710.jpg
 旧甲州街道をしばらくゆくと新甲州街道にぶつかります。そこを渡った処に日蓮上人が座って説教したゆう「御座石」が祀られております。佐渡島に流された日蓮上人が身延山に隠棲するまでの間にここ甲州街道沿いで説教をしていたようですね。このあたりから甲府盆地から歩いてくると山道の上り坂になります。「堂坂」の登り口とゆう『下蔦木小唄]』に詠われた場所です。

d0116207_15064531.jpg
 ちょうど今この辺はビワの花が満開です。甲府盆地のはずれの陽だまりのようなところなので、ビワや棕櫚も育つようです。
 新甲州街道は車がはげしく行き交う道ですが、旧甲州街道はめったに車が通らず、散策には快適な道です。まわりは旧道を甲府に向かって左手に釜無川が流れその対岸は「七里岩ライン」の走る崖(八ヶ岳の溶岩流の痕)が韮崎までつづきます。釜無川のこちら側は、田圃が広がっております。

d0116207_15065883.jpg



d0116207_15071384.jpg
七里岩ラインの崖


 地名ではあるのですが「教来石」とかいて「きょらいいし」とよみ、下と上がついて信州よりが上(かみ)教来石、甲府よりが下(しも)教来石とよみます。そのゆわれを調べてもはっきりとしたことはわかりません。日本武尊の東征の折に休んだ石とゆうのがゆらいとゆえばゆらいの感じです。「経ら石」が「教ら石」に変化したとか、「清ら石」がなまった結果だとか諸説あるようです。
 その下教来石地区にある神社に立ち寄ってみました。
 立派な看板が・・・
d0116207_15073292.jpg



 これが諏訪神社の入り口の鳥居です。
d0116207_15080043.jpg



 鳥居の右脇にはちょっと怖い顔した・・・
d0116207_15080641.jpg
鍾馗様でしょうか?


 本殿にむかいましょう・・・
d0116207_15081490.jpg
本堂の裏に本殿があります

 残念なことに本殿は金網で囲われていて、立派な彫刻を観ることが出来ないようになっておりましたですよ。金網の小さな穴からカメラで撮影したのが下の二枚の写真です。
d0116207_15083210.jpg



d0116207_15083960.jpg
『猩々と酒壺』の彫刻のようです



 なんとかうまく保管して公開できないものかと思う立派な彫刻です。
 境内をみまわすと木々の向こうに七里岩ラインの崖を遠望することができるとても気持ちの良いところです。

d0116207_15085100.jpg



 さて、ここまでくるとそろそろお腹の虫が動き出してまいります。でも辺りを見回してもお店のかげは全くありません。ようやく里の人にきくと「あと三十分位歩くと店があるよ」とのこと。そこで昼食をたのしみに先をいそぐことになる。
 「名水そば」の旗がみえたので誘われるように坂道を登ると、八ヶ岳連峰が・・・

d0116207_15091507.jpg



 そして反対側には、南アルプスの鳳凰三山の雄姿が・・・
d0116207_15092022.jpg

 そしてついに「名水そば」の・・・
d0116207_15092942.jpg
日曜・祝日のみ
11時から14時のみ

 幸いきょうは日曜日の正午ちかくとゆうことで「あやうくセーフ」よかったよかった。
 ところがこのそば「うまかったっ」、またこよう。











# by oikuri | 2018-12-03 16:20 | 八つだより | Trackback | Comments(4)

つながり 13

2018/11/28(水)    (旧暦)神無月21日


d0116207_09464796.jpg
 上の「写真」は八ヶ岳の麓にある富士見町の藁葺き屋根の古民家です。数年前にわらぶき屋根を改修して「たわわ」とゆう食堂兼喫茶を運営しております。当方の生まれ育った杉並は久我山の農家も、ちょうどこんな感じの大きさのわらぶき屋根でしたので、とても懐かしい感じがします。屋根の中央にいろりの煙出しが付いていたのがちょっと違う点ですが、姿かたちはそっくりです。
 こんな風な農家に小学校の五年生まで住んでおりましたですよ。この頃から数えると、もう60年以上も経っているんですね。そしてこの頃から小学校の同級生で、今も付き合っている親友が二人おります。お互い棺桶に片足をつっこんでいる状態なので、ついこの間この三人で「今生の別れの会」を武蔵野の吉祥寺で行いましたですよ。お互いに気心の知れた仲なので、色んな話がでて、長い付き合いなのにはじめて聞くような話に盛り上がりましたですよ。彼らとは中学校では「放送班」や「演劇部」に「物理班」・「新聞会」と一緒に活動。その後、九州一周旅行・京都/神戸旅行や真鶴岬キャンプに奥多摩縦走など青春時代を共に過ごしてきました。

 高校生時代や大学生時代までは、けっこう日常的なつきあいがあったのですが、お互いに就職した後はなかなか会う機会が限られてしまいましたね。互いに結婚もし、子供もでき違った道を歩むようにはなりましたが、たまに会うと、心休まる幼馴染の気楽さが嬉しかったものです。この二人に出会っていなかったら、当方の人生もまるっきり違っていたと思いますね。青春時代にお互いに刺激しあい喧嘩し悩みを打ち明けあい相談した日々の積み重ねは、とても一言では表現できない貴重な宝物のような一瞬一瞬をお互いの心身に刻み込んで来たように想います。この三人の「つながり」に感謝する毎日の oikuri です。








# by oikuri | 2018-11-28 09:47 | 八つだより | Trackback | Comments(0)

つながり 12

2018/11/23(金)    (旧暦)神無月16日


d0116207_09145054.jpg
いただいたシクラメン



 横山昭穂さんの「つながり」で書き残したことがあります。どうゆうきっかけがあったのか分かりませんが、彼は「イスラム」について関心が高くたくさんの本も所有しておりましたよ。彼が亡くなったあと鎌原(北軽井沢)の山荘に残されたイスラム関係の本の処分を依頼され、持ち帰ったことがあります。とりあえずそれらの書籍を列挙しておきましょう。

01. 新版 イツコのイスラーム入門 平田伊都子著 
  1999年7月20日発行 第三書館 ISBN 8074-9912-2
02. アラブが見た十字軍 アミン.マアルーフ著 牟田口義郎/新川雅子訳 
  1987年1月25日第6刷 Libro ISBN 4-8457-0218--5
03. アラビヤ文化の遺産 ジクリト.フンケ著 高尾利数訳 
  1982年5月10日第2刷 みすず書房 ISBN 4-622-00575-1
04. イスラーム辞典 黒田壽郎編 
  1983年・昭和58年3月20日発行 東京堂出版 
  ISBN 1514-158249-5164
05. イスラム・スペイン建築への旅-薄明の空間体験- 栗田勇著 
  1985年2月20日発行 ISBN 4-02-259373-3 朝日選書273
06. イスラム 思想と歴史 中村廣治郎著 
  1979年12月25日第5刷 東京大学出版会 
  ISBN 1310-06709-5149 UP選書170
07. イスラムの国家と社会 嶋田襄平著 
  1978年1月10日第2刷 岩波書店 ISBN ??? 世界歴史叢書
08. イスラーム生誕 井筒俊彦著 
  1979年10月10日発行 人文書院 ISBN 0014-000103-3266
09. イスラーム文化-その根底にあるもの- 井筒俊彦著
  1982年3月25日第2刷 岩波書店 ISBN ???
10. イスラム世界の人びと1 総論 上岡弘二/中野暁雄/日野舜也/三木亘編 
  1984年・昭和59年10月11日発行 東洋経済 ISBN 4-492-81261-x
11. メッカ 前嶋信次編 
  1975年3月25日発行 芙蓉書房 ISBN 0095-010170-7344
12. イスラムの世界 嶋田襄平編 
  1984年・昭和59年6月20日第3刷 日本放送出版会 
  ISBN 4-14-012053-3 C1325 新NHK市民大学叢書15
13. 地中海世界のイスラム-ヨーロッパとの出会い- W.モンゴメリ.ワット著 
  1984年11月10日発行  三木亘訳 筑摩叢書292 筑摩書房 
  ISBN 0022-01292-4604
14. イスラーム・スペイン史 W.M.ワット著 黒田壽郎/柏木英彦訳
  1980年8月20日第4刷 岩波書店 ISBN ???
15. アラブの歴史 バーナード.ルイス著 林武/山上元孝訳
  1978年6月10日第7刷 みすず書房 ISBN 1022-05215-8005
16. ペルシャ逸話集 カーブースの書/四つの講話 
  カイ・カーウース/ニザーミー著 黒柳恒男訳
  1978年・昭和53年7月1日第6刷 平凡社
  ISBN 0197-801345-7600 東洋文庫134
17. 七王妃物語 ニザーミー著 黒柳恒男訳
  1971年・昭和46年7月27日発行 平凡社
  ISBN 0198-801913-7600 東洋文庫191


  いま手元に引き出せる書籍は、以上の17冊です。
 書籍の発行「年」をみると、1971年・昭和46年〜1999年・平成11年に渡っております。
 彼が亡くなったのが、2002年・平成14年10月ですから、死の数年前まで関心が持続していたことが伺えます。

  彼がよくゆっていたことは「いま西欧/ヨーロッパは、自分たちが昔から文化の中心であったかのように世界史像を捏造するが」ほんとは「アラブ世界の方が(医学などみれば明らかに)文化の面では進んでいた」のを「覆い隠したしたうえで野蛮な砂漠の民とゆう像をアラブに押し付けている」のが現実なのだと。だから、ヨーロッパの捏造された世界史像は、アラブ文化に対する劣等感のまさに「裏返し」なのだと。
 そうゆわれてみれば、英国や米国それにNATO加盟国がアラブ世界をいじりまわして優越感を満足させているわけがすこしわかるような気がしますね。







# by oikuri | 2018-11-23 09:15 | 八つだより | Trackback | Comments(0)

復活です。

2018/11/15(木)    (旧暦)神無月08日


d0116207_11465455.jpg
ALL OF BACH

 風邪気味なのを押して、江戸は八王子に軽トラを五時間弱駆って行ってまいりました。八王子のサンルームの屋根が壊れて雨漏りがひどく、修繕です。帰りも五時間弱かけて八つにもどってきましたが、おかげさまで風邪も知らぬ間にぬけておりましたですよ。片道160km、燃費は20km/Lでした。20号線をひたすら走り、甲府の市街を抜けるので一苦労、あとは山みちなのでいつもの通り。途中、道の駅(甲斐大和・白州)で休憩です。




d0116207_11470300.jpg
 最近はスマートフォンの普及でパソコンは押され気味・これから紹介する「ALL OF BACH」もどれだけ関心をもたれるのかわかりませんが、このところのWEB上の音楽サイトとしてはダントツにひかっておりますですよ。なにせ変な登録もいらず七面倒な料金支払いも生ぜず高画質・高音質で古楽器によるバッハの曲が自由に聴けるのですからね、見逃す手はないとおもいますですよ。もっとも英語とオランダ語が主ですからちょっと馴れる必要が・・・下の絵を「クリック」すると入れます。ユーチューブより音は良いですが、通信回線の速度が出ない場合に画像と音声が中断することがあります。

 
 1921年創設の「オランダ・バッハ協会」とゆうところが提供する音楽WEBサイトが、2021年で創設100周年を迎えるのを記念して「バッハの全曲」を演奏・配信しようとゆう画期的な催しです。演奏者も多彩で国籍にこだわらず、適材適所をモットーに活動を続けております。日本からも子供から大人まで出演してますですよ。特に今まで協会を引っ張ってこられた芸術監督「ヨス・ファン・フェルトホーフェン」氏の離任に伴い、コンサートマスターだった佐藤俊介氏が2018年の半ばから芸術監督に就任され、オランダ・バッハ協会はより日本人に身近な存在となっております。できたら、パソコンをオーディオ装置につないでスピーカーやイヤフォーンで聴いていただきたいと思います。
 当方は尺八を好きでやっておりますが、日本の尺八界には残念んながらこのような壮大な企画・立案は存在しえない現状なのが、とても残念です。






d0116207_11473283.jpg
 演奏者は、その道では秀でたそうそうたるメンバーです。この方々に出演料を払っていたらいくら資金があっても足らないでしょうね。
 毎週「金曜日」が、新しい曲目「アップの日」になっておりますが、最近「芸術監督交替」にともなってか、新しい曲目の代わりに「すでにアップした曲」が時折埋め合わせに使われるような事態が起きております。おそらく資金的にも時間的にも苦しい状況があるのではないかと推察しております。


d0116207_11474211.jpg
 バッハの曲の「演奏」だけでなく「演奏者へのインタビュー」も掲載されております。また「演奏者の紹介」から「曲の解説」もあり、いたりつくせりの構成です。
 楽器も見たこともないような格好で演奏されるので、驚かされます。演奏会場も様々で、奏者の希望も入れるのでしょうか、なかなか手の込んだ所がまた見所でもあります。





d0116207_11475431.jpg
 この二人のヴァイオリン奏者はよく見かけますね。左の男性が「佐藤俊介」氏です。



d0116207_11480392.jpg
 そして、縁の下の力持ちの「オルガン奏者」、この方の演奏はまさに頭から手足、体全体を使ってのオルガン演奏の醍醐味をしっかり味あわせてくれますですよ。指揮者が見えない場所で演奏することが多いいので、遠隔操作のビデオ画面をみながら指揮を確認しているようです。



d0116207_11481200.jpg
 さあ、あなたも「ALL OF BACH」の世界にどうぞ。

 







# by oikuri | 2018-11-15 11:50 | 八つだより | Trackback | Comments(0)