八ヶ岳山麓の阿弥陀岳の麓「美濃戸minoto」での日常生活
by oikuri
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本当の自分

2015/02/25(水) (旧暦)睦月07日

 この数日はまるで春のような陽気の八つです。春雨がたっぷり降った路面はアイススケートリンクと化して四駆でスタッドレスを履いた車も横滑りするおそろしい状態に、恐怖のドライブ。特に坂道はハンドリングが微妙で、滑りながら見当をつけて目標に走行先を操る出たとこ勝負のスリルを味わって下っております。恐怖にドライバーの腰が痛くなる今日この頃、みなさまは如何おすごしですか?

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 八ヶ岳実践農業大学校の売店前の広場の向こうにみえる阿弥陀岳と横岳

 自分のこころをコントロールすることがいかに難しいことか、みな実感できるとおもいます。それ以上に、他人のこころをコントロールすることなど不可能にちかいことは、自明のことだと思うんですが、みなさまはどうおもわれますでしょうか? だから、当方は「他人がどう思うか」なんて気にしても「どうしようもない」ことだと割り切って考えることにしたんですけれども、それでも時々他人の目が気になることがあるんですよね。でもそんなとき老子のこんなことばに出会うと、そうだよねって嬉しくなりますですよ。


 ひとは
 褒められたり貶されたりして、
 暮らしている。
 ひとにどう見られるか、どう言われるか
 いつも気にしている。
 しかしね
 そういう自分は本当の自分じゃなくて、
 社会の自分なのだよ。

加島祥造著「老子」新訳(地湧社)第13章たかの知れた社会なんだより抜粋



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# by oikuri | 2015-02-25 10:42 | 八つだより | Trackback | Comments(0)

方便

2015/02/21(土) (旧暦)睦月03日

 うそも方便 これってある宗教団体がこのんでつかうことばなんですが あんまりしょっちゅう利用乱発するもんで「うそも万便」になってしまって 大乗のお釈迦様もあきれはてておられます今日このごろ、みなさまいかがおすごしでしょうか? 旧暦世界は春節まっ盛り、ここ八つもあたたかなお正月日和です。

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 人間に生まれて「うそ」をつかなかったひとはそうはおられません。あまりうそをつかないと「ばかしょうじきなひと」とやゆされるのがおちの世の中、適当にうそをついて世の中の潤滑油にするのも生きるちえなんでしょうね。でも、うそをつくよりも「あまりしゃべらないほうがいいよ」と諭すのが老子です。

 タオ体験をした人は
 むだに喋らない。
 口ばかりか、耳と目を
 むだに働かさない。
 余計な欲望の穴をとざす。

 加島祥造著「老子」新訳(地湧社)第56章 「深い同化」の技より 抜粋

 註: タオ体験 --- 老子のゆう「道」をからだで感じること
       欲望の穴 --- 口、鼻、目、耳


            miyasaa さん、お茶さん コメありがとう。

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# by oikuri | 2015-02-21 20:01 | 八つだより | Trackback | Comments(0)

命は我にあり

2015/02/16(月) (旧暦)師走28日

 旧暦でゆくと今日は「仕事納め」の日、いよいよ春節到来です。
 福沢諭吉がその小冊子で口汚く「旧暦」をののしりさげすんで「新暦」をやたら持ち上げたからかどうかはしりませんが、明治以降は西洋暦に席捲されて旧暦の影は薄くなってひさしい。でもね、農業や命にとっては旧暦は欠かせない道具なんですよ、知らないでしょう。潮の干満なんて命に関係ないとおもっておられる方ばかりの日本になってしまってますもんね、いたしかたございません。
 さて、江戸時代の名著「養生訓」を遺した貝原益軒さんも、年季の入った老子愛好者だったんですね。読むと随所に老子の言葉が散りばめられていて、キラキラとあちこちで輝きを放っているのが目につきます。 たとえば・・・

 人の命は我にあり、天にはあらずと老子いへり。人の命は、もとより天にうけて生まれ付たれども、養生よくすれば長し、養生せざれば短かし、然れば長命ならんも、短命ならむも、我心のままなり。身つよく長命に生まれ付たる人も、養生の術なければ早世す。虚弱にて短命なるべきと見ゆる人も、保養よくすれば命長し、是皆、人のしわざなれば、天にあらずといへり。・・・
 伊藤友信訳・貝原益軒「養生訓」巻第一・総論上 P-261 より抜粋

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 山に登るにもルート案内標識が設置されておりますように、人生にも生き方の案内標識がそこここに設置されておるようなんですがみんな無視して通り過ぎて道に迷い遭難してしまうようですので、他人ごとではなくおたがいに気をつけて歩むことにいたしましょうね。

 そうそう、かおりさん チョコありがとう。

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# by oikuri | 2015-02-16 17:58 | 八つだより | Trackback | Comments(2)

ちからづくでやったって・・・

2015/02/13(金) (旧暦)師走25日

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 写真は「ノリウツギの花」がドライになって雪の上に落ちたところ
 春近し わがみをおもう ノリウツギの花

 やっちゃいけないことを平気でやって、ついてはいけないうそを平気でついて、じぶんのよくをみたせばたにんがどうなろうと平気でいられるのが、にんげんのもつみにくい一面なのですがね。でも、そんなことを永遠につづけられると思ったらとんだおおまちがい、もうすぐうそがばれてつみをあがなわなければならなくなりますのですが、それでもやめられないのがにんげんの弱さなのでしょうね。じぶんにうち克つことができないような弱いにんげんが、ぎゃくに他人にたいしてはものすごく強くでるものと相場はきまっておりますから、そうゆうひとがいたら「じぶんにうち克てない弱いひと」なんだなと冷静に対応するのが賢い道です。

 自分を守って、誇らない。
 勝っても驕らない。
 結果を誇る者は
 まもなく衰えるよ。

 暴力や力ずくでしたことなんて
 みんな長つづきしないじゃないか。

 加島祥造 「老子」新訳(地湧社)第30章力ずくでやると・より抜粋

 お茶さん コメありがとう。


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# by oikuri | 2015-02-13 20:28 | 八つだより | Trackback | Comments(0)

窓際のハーブ

2015/02/09(月) (旧暦)師走21日

 窓際に置いてた植木鉢からなにもしていないのにハーブの芽がのび、朝日をうけてしっかりとからだをもたげて輝いています。
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 立春は過ぎたとゆえここ八つの外気温は、マイナス13度Cの雪景色です。ハーブに育ち方を教えたわけもありませんし、ゆうなればかってに太陽を利用して生育しているわけです。このハーブの芽を学校にゆかせ水の吸い方や栄養のとりかたを教育したら、こんなに元気に育たずにとっくに枯れてしまっているとおもいますね。人間がよけいなことをしないほうがちゃんと育つもんだぜって、ハーブは当方に教えてくれているようです。とても美しい姿で・・・

 世間を知ることは
 薄っ暗い知識にすぎない。
 自分を知ることが
 本当の明るい知識なんだ。

 加島祥造 「老子」新訳(地湧社)第33章「自分」のなかの富より抜粋・・・

 まわりに気をとられないようにしっかりとじぶんをみつめて「自分を知る」ことに努め、自分のよくにうち克つにはなみの姿勢では叶わないよと老子はゆう。自分のよくにうち克って、足るを知るようになれば、あのハーブのように生きる知恵「命の道」がみえてくるんだよと・・・


------------ 以下はCMです。無視してくださいね。 ------------
# by oikuri | 2015-02-09 08:59 | 八つだより | Trackback | Comments(1)