人気ブログランキング | 話題のタグを見る

八ヶ岳山麓の阿弥陀岳の麓「美濃戸minoto」での日常生活
by oikuri
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31


八王子

2015/04/14(火) (旧暦)如月26日

 今日(4/14)の午後三時ごろに八ヶ岳に戻り、亡くなられたBBさんのお母さまにお別れの挨拶をする。やすらかな眠るような最後のお顔はつやつやとしていて、ふと目覚めるのではないかとゆう風情を感じさせます。こうゆうおだやかな亡くなり方はなかなか望んでもかなうものではありません。90歳を超えて、訪れるものに「死は安らぎをあたえてくれるからね、こわがらなくても良いよ」と教えてくれているみたいです。
八王子_d0116207_19314579.jpg


 4/11から八王子にゆき、家の修理(柱の塗装)や樹木の剪定をしてまいりました。庭の桜の樹からは、一日中はらはらとゆきのように花びらが舞い落ち、地面が白く雪が積もったようにおもえるほどです。4/12には長女と次男も集まっての夕食会を催すことができましたです。みんな元気にあつまれるのが一番ですね。


 最近読み始めた「異界を旅する能」(安田登著・ちくま文庫)は「あとがき」から読んだので、著者のゆうことも手伝って、あちこちつまみぐいのように読み進んでおります。ひとわたりざっと目を通したのようなので、腰を据えて最初から読もうとして「序章」を七頁ほど読み八頁に入ったところで、?? あっれ ?? どこかできいた名前・・・「田代慶一郎」とゆう文字が目に飛び込んできましたですよ。前にも申したように当方はお「能」の知識は皆無なので、当方が知っているフランス語の教師であられた「田代慶一郎」先生と同一人とは夢にもおもえなかったのです。でもWEBで検索して調べると間違いなく同一人物。一瞬自分の目を疑いましたですね。
 安田登氏がそこで引いている田代慶一郎先生の「夢幻能」とゆう著作を早速取り寄せて読み始めると、これがなんとも読みやすくすいすいと引き込まれるようにして、八王子にいる間に一応ざっと目を通し終わっておりましたですよ。そして無知だったお「能」の全体像のイメージがおぼろげながらも浮かぶような気持ちにしてくれております。まっ、実際のお「能」を鑑賞したことがない身ですから、知識だけのかたちだけの理解なのですが、全くの白紙状態に、すこし何かが記されたような感じではあります。そして、フランス語の先生とゆうイメージに、お「能」の理解者としての「田代慶一郎」先生が加わって一段と豊かな先生のイメージが形成された今日この頃、みなさまいかがおすごしでしょうか?

 桜ふる ゆめまぼろしの 八王子

------------ 以下はCMです。無視してくださいね。 ------------
by oikuri | 2015-04-14 19:31 | 八つだより | Trackback | Comments(0)
<< あすは弥生 春雪 >>